人気ブログランキング |

<   2012年 11月 ( 36 )   > この月の画像一覧

11月30日(金)

「4階のひとが拾ってくれたよ」帰りがけ、マンションの管理人が渡してくれた。チャリをエレベータに載せる時に落としたのかも知れない。105円とは言え嬉しい。自分は小田原で箱根そばを食べ、犬には新松田までの空いた電車内でシーザーを1缶与えた。代々木上原から地下鉄を乗り継いで六本木に着いた。六本木通りの歩道で犬にオシッコをさせてからマークさんのギャラリーに寄った。3人の作家、 Doki Doki Club さん、Kanariaさん、そして台湾のTony Suezさんの展示があった。犬には誰も気付いていなかったが、私が紹介した。短い時間で帰った。
11月30日(金)

1泊2日で神奈川に来ている。朝、3時間のサイクリングをした。真鶴駅前から国道135号を湯河原駅を経由し、奥湯河原方面落合橋から左折し、大丁橋経由で少し行ったところの日金山ハイキングコースを十国峠方面に徒歩で向う往復の予定だった。チャリは単にハイキングのアプローチのはずだった。しかし2つの理由でハイキングは無しになった。
理由1.チェ―ンの鍵をどこかで落とした
理由2.チャリだけで結構疲れた
理由3.今日チャリのギアの故障がわかった

ハイキングを断念したあと、湯河原の自動車整備会社で、チャリのギアを見てもらい、そこで湯河原に1軒だけあるチャリ屋を紹介してもらえた。そのどちらの人々も親切だった。犬と風呂に入り、昼をゆっくり食べて過ごしている。
11月29日(木)

太極拳のクラスに久しぶりに出た。現在第17式を練習中だが、その後、最後に24式を通して2回行なった。最後の最後で私は本当に気持よく演舞が出来た感じがした。呼吸がすこし合うようになったからかも知れない。その時は先生も一言も指示を出さず、全員が黙々と曲に合わせて動いた。

そのあとロッカールームで先生とたまたまご一緒し、レセプションでももう一度一緒になり、建物の外に出て信号を待っているとそこでも顔を合わせた。いつものことなのだが、先生が指導中のポニーテールの髪を下ろされてのでいるとまったくわからない。黒っぽいシックな服装をされていた。ところが中味ははじけたポップコーンのような方。私たち生徒は幸運だと思う。
11月28日(水)

お一人の方は83歳で隣の公園に車椅子を押した。そこには私の仲間がベンチで待っていた。彼はホームには立ち寄らず私たちが通るのを楽しみに待っていてくれる。「この方をご存知ですか?」と私が聞いた。「一度会ったわ」と彼女が答えた。彼女の声は普通の人の15分の1くらいの声量だったので耳を近づけて通訳のような会話になる。「頭がすごくいい!」彼が喜んだ。「ヘンな人だからでしょう。私はガイジンです」「日本語がお上手」「ありがとうございます」彼が丁重に頭を下げた。少しのあいだ話をした。建物に入りエレベータの中で彼女が言った。「あのかたの奥さん、日本人、、」「ええ、奥様きっとXXさんと同じ位のお年でしょうね」私はそう言い、そのとき別れ際に彼が彼女の手の甲にキスをしたのを思い出さなかった。彼女がスッと延ばした手にまるで宝石が一粒転がり落ちたようなキスだった。


もうお一人とは個室の中でお見舞いをした。「あなた何か持って来たの?」彼女が聞いた。彼女の声もまた非常に細い。私はつねに聞き直す事に手馴れていない。「いいえ」「娘はね、パンを持って来るの。それが特別の店で買って来るのよ」3個、あるいは3回、30円、食パン、いいえサンドイッチ、ハム、玉子といった単語が、聞き取れるとも聞き取れないとも言えないレベルに漂っている。自分は「死ぬので」「頭はからっぽ」「目も耳も悪くなって」でも「食欲はまだ少しあるのだから美味しいものを食べたいじゃない」「そうですよね」そのとおりだと思った。「パンあるかしら、、、」「じゃあ、そのお店わかりませんけど、どこかホテルのレストランの売店とか、すごく高価なサンドイッチを買ってくればお口に合うかも知れません。それにレシートと一緒にお持ちすれば私でも大丈夫かも知れません」「(スタッフに)聞いてみて下さい」と94歳の女性が言った。私は実際そうして当然ながら丁重に断られた。


キスとパン、この二つはレベッカ・ブラウンの「贈り物」のたぐいになるのだろうか。キスは少し現実、でもパンは架空の話だった。もし私がパンのステキな写真を額に入れてプレゼントしたところで彼女が喜ぶ何てとうてい思えない。
11月27日(水)

今日はテキストは無し。お喋りで1時間だった。生徒さんに昨日あったカレントトピックだった。最後に彼はこう締めた。「過去はもう書かれている。今さら変更することなど出来ない。だったら未来を考えて今を生きる方がよい」その意見に一票。「ジルさん、あなたは大丈夫ですか?」と最後に私に聞いた。「大丈夫」私は笑った。戸外に出ると極端に寒さを感じる。午後5時半。今日も大した事はしていない。
11月26日(月)

雨が降らないうちに、という指令があり二人で格闘した。「植物が凄いっておばあちゃん言ってたな」と息子が私に言った。その意味を理解するのに数秒かかった。「で、おばあちゃんもやってたの?」「ボクがさ」「あっそう。お金もらってた」「うん」「千円札とか」「そうさ」今となっては無料だ。蔓植物がもの凄い。剪定枝は40ℓの袋が12,3個になった。犬が寂し泣きをするので家から出したり入れたりし、最後には私が抱っこ袋に入れて肩から下げながら作業をした。2時間で終わり、ちょうど清掃車に間に合った。他には特にこれといって何もしない一日だった。
11 月25日(日)
f0204425_2074712.jpg
2日目も森を歩いた。コースは一日目と半分は同じだった。しかし気分は新しくなった。まずバスに乗り隣に座る相手を探した。登山装備をした初老の男がいたので1時間ほどずっと話をした。40歳で登山を始めエリアはすべて日光だと言った。印象的だったのは男体山を一緒に降りた若い男の話だった。その男は宇都宮に赴任したついでに男体山に登ったらしいが、何一つ水も食糧もない。様子がおかしいので食べ物を分け与えると狂ったように次々呑み込んだと言う。最近は足腰が悪いと言う。たぶん70歳位だろうか。彼のその日歩くコースは志津林道で地味なものだった。ずんぐりした体型の男で三本松でバスを降りて行った。
f0204425_2081344.jpg


私は光徳入口から木道を行くと、かつての環境省のボランティアの同僚たちがクロカン用にポールを建てる仕事をしていてそのうち3人とは顔見知りだった。犬を見せると「いいんだよ」と笑った(政府としてはペット持ち込み禁止だから)。別の人たちの近況も聞いた。全員が70代の老人だった。「皆実年齢よりずっと若い」と一人が私に言った。
f0204425_2092374.jpg

穏やかな挨拶を返してくれたひとりの若い女は、原で休憩している時にもう一度一緒になった。「贅沢な時間を過ごしていますね」と彼女が言った。「写真を撮ってくれますか」と言われたので「犬が眠ってしまっているので」と半分断ると、座ったままでいいと言う。東京の人で、彼女の仕事な話などを中心にお喋りをした。31歳、スタイリッシュな女だった。

そのあとに同じ場所に一人の男が来て、彼は鳥を見ていた。「何が出ますか」と鳥屋のコトバで話かけるとキビタキとイヌワシを追っていると言う。この夏は切り刈りコースに40回も通った、と言った。鳥屋のそういった行為はまるで恋人に会いに通う人間のそれに似ている、と私はいつも思う。が、そんな話はしなかった。私が自分の歳を言うと「へえ、20代にしか見えない」と何度も言った。50代の終わりの男で栃木の訛があった。

帰りのバスで少しウトウトしたので市内で途中下車したあと気分がスッキリしていた。ホームで並び立ったままの乗客もある混雑した車内だったが座って帰った。ひと組の夫婦は通路を挟んだ反対側のボックスにいた。彼もずんぐりした体型で社交的に他の乗客と打ち溶けていた。妻の方はあまり喋らずに合づちをうつ程度だった。夫は浅草の松屋で買ったような総菜や菓子、ビールを並べて東武日光から相手と待ち合わせて浅草に向っているのが自分としては奇妙だった。後半はワンセグで何かの番組を観ていた。私にとって幸福という電光文字がこの二人の上に照らされているようだった。

いつものように北千住で降り、大手町から東京駅まで歩き、等々力行きのバスで家路に向った。そのしばらく来ないバスを待つ間も幾組もの幸せなカップルたちが東京駅の電飾の中で同じ空間を共有していた。丸っこい目鼻立ちの金髪女の美容師同士のようなカップル。「ああ食った食った」と男が呟き、女が非常に寡黙な中年男女。同じバスで同じ家路に向う幾組もの人々を私はただ見ていた。でもまあ、自分には大事な犬が一匹いて今日のところとても元気だ。そのことだけでも感謝しないと。すべてに勝ることだけに。
11月24日(土)

森を歩くという目的で週末を過ごした。1日目は森も歩いた。しかし何一ついい事は無かった。夜もまさにそうだった。ストーブの側に薄黄色の嘔吐物を見つけた。犬がドッグフードを吐いたのだ。洗濯物をストーブで乾かし、犬の汚したマットもその中にあったが、今日の日を終わりにした。
11月23日(金)

結局雨がたたって今日から栃木に行く予定を1日延ばしました。やっていることはFBのイベントアカウントを取得するためのメルアドを作ったりの、他のグループ展を見学しにギャラリーに行ったりの、HPを手直ししたりの。しかしこのHPの原稿が曲者です。本質的な事を真面目に書こうとすればするほど、実際には本質から遠ざかり、より近寄っているかなと錯覚したりすると、なんちゃっての軽薄な世界にいたりします。言葉が責任と誠実さを持ち、歩き出すということなのでしょう。
11月22日(木)

今日の仕事はそれだけです。ついでにそこのプロデューサーさんと展示に関してアドバイスを頂きました。


ただ返すだけなので特に大した仕事ではないのですが。


最近はこの仕事中心でやっています。なので今朝などは通院先の病院を間違えたり、昨日もダンスのクラスをすっかり忘れたり、太極拳の練習も姿を消しました。だからといって何をしてるワケでもなく(TVを観ていたり)。