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8月14日(土)

今日と明日の宿はアンゴックにある「ソウルゲストハウス」、かなり歴史のある旧家を旅籠に改築してある興味深い場所だ。「このタイプの宿の第一号です」と主人のヒョワンさんが説明した。そのシングルルームはまるで宿坊のようだ。f0204425_23223994.jpgf0204425_23232323.jpg中庭にサプサル犬という種類の韓国では希少な種類の犬が1匹おり、彼はその犬種の保全を自分の最後のミッションと決めている。ロビーで、そこは少し雑然としている、雑巾が散らかり床の間に椅子類が無く、ちょっと不思議な臭気もするが、60歳になるというその男と小一時間話した。f0204425_232096.jpg

お互いの出身、家族、仕事、趣味、政治や経済、文化。ほぼ正確な日本語を喋り、多少のガイジン訛りはあるが。北朝鮮問題について、南北分断の意味、敗戦後日本がなぜ関西と関東に二分されなかったか。もうじき彼のお嬢さんが見えるという。30歳で社長である、不動産関係のビジネスもこの二人は行っている。奥様は犬の世話とガーデニングもされるのだが、「遊んでいる」という表現で笑っていた。


かつて2年間筑波大学に国費留学していた彼、そして家族は、日本の愛好家である。将来クルマで日本を縦断する希望を持っている。この犬を連れてアニマルセラピーを目的に老人施設を回るという。「この種類の犬は日本でどうですかね?」と聞かれた。犬種に関する「悲しい歴史」、日本の朝鮮侵略時に毛皮にするために殺され絶滅危惧になった話を聞いた。その話も含めて伝えるとしたら、どちらかというと対象は未来の世代でもいいような気がする。


このアンゴック界隈でのマッサージ店の場所を教わったので、これからその風呂屋に行こうと思う。
(つづく)
8月14日(土)

また寒いPCの椅子に座った。
その前には朝食を終え、食パンの最初の1枚半はキッチンで、残りの2枚半は外のテーブルで食べた。そこは小奇麗に植え込みがされていて、ビオトープのような池もある。昨夜、熱心なカトリック(と彼女は言った)信者が一緒に座ろうと指し示した場所だった。ヒマワリが2つ咲いていたが、近づくと造花であった。


f0204425_23275491.jpg食欲があり自分で驚いた。4枚のトーストを食べ2杯分のインスタントコーヒーを飲んだ。これらは1万5千ウォン(日本円で千円ちょっと)の宿代に含まれている。キッチンのシンクは一見片付いているように見えたが、排水溝は食べ物の腐った滓で相当どろどろになっていた。1週間以上洗っていないようだ。私は毎日行っている慣れたやり方で、半乾きの皿を皿たてに立て、フォーク類を収納し、ステンレス網製の排水溝をピカピカにした。


布教は一つの生き方なのだろう。
サルサダンスの場所で、壁に立っている初心者の女を親切なエスコートで相手に誘う事が、踊りに来ている男たちに要求されるように。当然の仕事なのだ。あるいは、積極的に行う、、、。
そして、時には失敗する、昨夜のように。
彼女が心を痛めていないといいのだが、、。
「ジーザス! オボジ!」と何度も叫んでいたのだ。それらは私の心の外側で行われた出来事だった。


以前所属していた大学の友人からメールが届き、ある講演会の案内があった。興味ある内容だったので申し込むと席が取れた。東京、ソウル、さまざまな土地の多くの人間が地球を往復している。私は色々な場所で人々と軽い立ち話をしたり、時には何枚もの皿を熱心に洗う。
(つづく)
8月13日(金)

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「友人さん」そっくりの像。連れて帰りたかったくらい。

その後私はこの宿「キムズゲストハウス」のキムさん(経営者の弟)の情報から、最寄駅の7番出口にあるマッサージパーラーを探したが、無駄に終わった。仕方なく、ハンガン川のクルーズ船に乗る、というもう一つの予定を先行させた。それは1時間程度の楽しみだった。乗り場を含め、河川敷が素晴らしい公園になっている。クルーズが終わった後も余韻に浸るように私はそこにいた。f0204425_23311594.jpg
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往きとは別のルートで宿の最寄駅に着き、もう一度言われたマッサージ店を探したが、またしても無為に終わった。軽食を終えて宿に向かって歩いていると、一人の女が私に声を掛けた。カトリック信者でミサに誘う目的だった。

私は旅先で教会や寺院に寄ることが好きなので、ちょうどいい機会のようにも思えた。午後7時頃だったろうか、その小柄で黒色のパンツスーツを着て、ザックを持った女は、ずっと韓国語で話し掛けて来る。しかし私の方はイエスキリストという言葉以外は理解出来ない。その言葉は何度も繰り返し使う。何か食事をするような動作もする。教会に向かうことは理解出来ている。行ってみるだけなら、、と思う。私の宿からそんな遠くない。ミサが始まったところらしい。神父はワイシャツにネクタイ姿の小柄な男だった。信者は10人程、1人を除いて女性ばかりだ。幼児連れが2人。乳児連れが一人。幼児は控えめに遊んでいる。


教会内にはキリスト像がどこにもなく、祈りをする時の膝を載せる足台も無い。十字架が1つある。神父が熱心に説教を行い「ハレルヤ!」と叫ぶと「アーメン」と皆が続ける。賛美歌。説教。叫び。両腕を挙げて酔ったように、また唸る様に信者が続ける。神父が突然、ドンドンと家具のどこかを叩く。信者が唸り、叫ぶ。私にはどうしても韓国語が理解出来ないので、そこに座っている事がとても残念であった。眠気が襲い、ついついそれに身を任せてしまった。1時間くらいが経ち、やっと終わりが訪れた。強壮剤のような飲料が配られ、それをザックに入れて帰る時、女がずっと一緒だった。何を言いたいのか(したいのか)が理解出来ない。


私の投宿しているこの宿は、割合厳しいルールがある。酒禁止、タバコ禁止、ロウソク禁止、パーティー禁止、騒がしさ禁止、そしてゲスト禁止であった。それなのにその女は中庭に入って来るので、少し困った。


私は一人で先に建物に入り、キムさんに、その話をしていると、そのすぐ後に彼女の姿は無かった。
「悪い人ではない」と彼は言った。「ただ熱心なだけだ、あなたが宗教に興味があると思ったのだろう」
それは決して間違いではない。彼女を理解出来なかった私は、しかしどこか消化不良な胃を抱えてしまっていた。


「マッサージ屋なら、7番出口に絶対あるよ。僕はもう10年間も毎日毎日その看板を見上げてるんだから。今から行けば?」とキムさんがまたもや私に主張した。けれど、既に教会で相当疲れたんでそんな気力は1ウォンも残っていなかった、とさ。
(つづく)
8月13日(金)

エアコンが効きすぎていたので、他の人々の意向を聞いた後で今それを消した。

f0204425_237312.jpgこのタイプの宿は最近急増しているのだろうか「ゲストハウス」という、バックパッカー様ご一行向けの安宿だ。昨日の宿は1泊10万ウォンだったが、今日のここは1万5千ウォン。この差は見事という他ない。私の部屋はエアコンなしの2畳ほどの相部屋であったから、まあ飛び入りだし。コリアンアメリカンの若い女が同室である。


昼間はどうぞ涼しい共有のロビーで、と言うのでここでお茶を飲みPCを打っていたが、、、、寒い。このPCが3台と応接セット、TV、電話、ダイニングが続きの間になっていて、他にドミトリーやプライベートルームの入り口ドアが数箇所あり、人々が出入りする。いま従業員一人ととても若い女の客が2人がいて、二人は母国語でない英語で会話をしている。


もし彼らがエアコン好きであるなら、私は早々に出かけよう。こういう場所で自己主張は不要である。いるようないないような、そんな過ごし方をすると誰もが気持ちいいのだろう。集団生活とはそんなもの。そんな過ごし方は久々なのだが。
(つづく)
8月13日(金)

ソウルが東京と時差が無いという事がさっきまで分からなかった。

f0204425_22534949.jpg外貨交換レイトに関しては、空でたまたま隣席だった輸入業の男から丁寧な説明を頂いていた。「しかし韓国も今では物価が高くなりましたからね」15年間ほどこの仕事を続けていると言う。年金受給開始後に3人で共同経営を始めたという60代だった。レイトの事は頭に入った。


時差は、しかしあったとしても1時間かと思っていた。だから、という訳でもないが、昨夜機内食を食べた後の減った私の小腹が、ホテル近辺をぶらつく時刻が午前1時や2時であっても、どうでもよかった。


開いている食堂が何件かあり、その内の一つで男たちが7,8人で飲んでいた。手招きされるまま丸い椅子に腰掛ける。自分はマッコリの中ビンを買い、それを乾杯しながら勧められるまま大皿に載った豚足などを摘む。まあ、ただの機嫌のいい酔っ払いたちだ。片言の英語とか、韓流スターの名前で笑ったり、たわいもない。


韓国の人たちは皆焼酎がお好きなようで、それ以外を飲んでいる姿は珍しい。隣の一人は酔った動作で色々なものにぶつかる。酒ビンを倒し、来たばかりの料理の皿をひっくり返し、ガラスの杯を2回割り、その度に店の人が忙しく箒で掃くことになる。ただただ、えへへへ、と機嫌がいい。誰もがだ。物静かな男も中にはいた。その男は少し椅子を離した場所に座っている。30分ほどで私はもちろん中座した。明るい食堂だが、長居する場所や時刻ではない。


実はもうひとつの理由があり、スカートが酒浸しになったからだ。えへへへ男は気にしないが、別の男がオシボリをくれた。雷雨が賑やかな外気だった。雨と酒をふりかけたスカートをシャワーで洗う。現在の韓流の挨拶とは「こんなもん」かもしれない。10年位前に来たときは、屋台でたまたま隣にいた初老の男はいきなり私に厳しい言葉で糾弾した。植民地支配の時の記憶を日本人旅行者にぶちまけたのだ。今はそんな出来事や想いも影を沈めているのだろう。しかし雨は明日も続くそうだ。


夏は雨、と地元の一人が言った。
ソウルの夏は雨だよ、と。
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この店の正面に昨夜の飲み屋がある

(つづく)
8月12日(木)

今夜の宿。ソウル市内のアモレックスホテルと言う。
お部屋タイプが様々でカップル向け。残念ながらモーテル街に立地してしまっている。ガラス張りのシャワールームが20畳ほどの部屋の中央に広々と座しており、それを天井から囲う瀟洒なピンクのカーテンがエアコンの微風に揺る。ラブチェアー、超大型液晶TVにキングサイズのWベッド。冷蔵庫のソフトドリンク、室内にウインドウズがある。で7,000円だったか。こう書いても伝わりづらいが、かつて私は宿したホテルの中では、極めて豪華な部類だなのだ。


ところが場所が判り難いの。半端じゃない。空港バスでソウル駅へ、ここから乗ったタクシードライバーが苛ついた。その前にホテルの電話番号も載って無いサイトにクレジットカード決済をした。そんな自分はフィッシング詐欺に引っかかったと思ったほどだ。だが空港の案内係が見当をつけ、適切なアドバイスをくれたのでこうしてここにいる。


今、こうしてここにいるのはもしかしたら奇跡だ。
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地下鉄に法輪功のポスター、ちょっとアトラクティブ


何故なら信じられない話だが、、、羽田空港でのことだった。私はパスポートを持たずに大韓航空のチェックインカウンターに進んで行った。正確には何かを手に「持ってはいた」。


「パスポートはこの他にお持ちですか?」と係員が私に聞いた。「あっ」
それは何と古いパスポートだったのだ。私の昔の化粧のケバい顔写真がそこにあった。
「どちらにお住まいですか?」次の質問。
「今から1時間以内にお持ちいただけますか?」3番目の質問がそれだった。
「、、、旅行は取り止めます」それが私の回答だった。


しかし次に、もしや間に合うかも、という予感がごく自然に沸いた。
結局、息子を買収して品川駅で自分のIDをゲットした。手数料は1万円なり、それでも安い。


こんな時にANAの地上係員は格段に親切だ。誘導する人、うなづいてGOサインを出す人、最後に私は全員まとめて大きなお辞儀をした。
つまり別に乗り遅れる事も無く、、、東京の夜空の夜景の上に数分後の私は浮かんでいた。
そして眠りの中で着陸し、今こうして寛いでいる。


人が手に入れる安心は多くの場合、他の人々の厚意によって成り立っているようだ。
誰かさんの「このお馬鹿が!」と言う声が聞こえて来る。
(つづく)
8月12日(木)

大韓航空のKE2710 で午後8時に飛ぶ。
何かそこだけがちょうど一年前に似ている。


いまさっきやっと今日の宿が取れた。だからまあ少し安心した。
後の10分間でシャツを着替え、犬の世話をする。


これは札幌でゆっくり休んでいる人へのメールです。
8月12日(木)

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ペスカドーラ町田所属、横江怜選手のHP、なかなかのルックスです。
http://pure-city.jp/yokoe/2010/08/post_45.html
コーチングもお上手。f0204425_1025689.jpgf0204425_103341.jpg

昨夜の「選手-参加者対抗戦」でも皆の目線はそっち。メチャクチャ手加減します勿論勿論。やさしいのです。


他の選手の指導も親切だった。「ホームをきちんとしないで蹴ると軸足の膝痛めます」とか。
まぐれでも点入れると嬉しいもんです。
私、後は膝のアフターケア。
でもまた蹴りたいなあ。完全、脚もつれますだが。
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8月11日(水)

夜、八雲体育館という都立大学跡地に出来た公営スポーツ施設に始めて足を運んだ。目的は上記、Fリーグの選手が5人おり、われわれを指導した。私は1年ぶりに「走り」込んだ。
するとやはり土産は左足、膝関節の鈍痛だった。それも苦し紛れに言えば快い。
8月11日(水)

f0204425_13462825.jpgそれを終えると心の中に詰まった固いブロックが、7%ほど小さくなった。


一人はバンコクで知り合った男性。もう一人も男性。この二人と、別のもう一人の男の事をよく語っていた。