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8月19日(木)

今朝は少しだけ涼しい。
それで何かいつもより私という機械が正常に稼働しそうだ。


みのさんの朝番組で日高の、理科大のワンゲルが4人流されて3人亡くなった悲しいニュースを観ながら、納豆と味噌汁と漬物の朝ご飯を食べて歯磨きを終えた。100g入りのインスタントコーヒーの残量が少なくなったので、昨日空になった30gの容器に移し替えた。不器用なのでその粉末がトレイに零れ、あっという間に湿気でべと付き意味不明の茶色なドットになった。水道水でそれを洗ってからクロスで拭く。


友人さんのアパートのキッチン(というか半畳程の、、、)には埃や灰に塗れた30gのコーヒー瓶が沢山あって、その場所はいつも私が座る壊れかけたマッサージチェアの右手に見えるグラグラした棚に載っていた(私の座るマッサージチャアに45度の位置に友人さんのどっしりしたPCチェアがあり、私を余り見ない視線は多くの時間、Macの朝日ドットコムの画面に注がれていた)。そのグラグラ棚、何枚かの木片で素人が組み立てたような棚だった、の上部に載っているものは殆ど全部が空の30gのコーヒー瓶で、その幾つかは私が捨てた。掃除を始めた最初の頃「捨てていい?」と聞くと「うん、、、だめ」と答えた。けれど、もう少しすると「うん」とだけ応える時期が来た。
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私が捨てたビンの幾つかには、タイピングのような文字で「カルダモン」「シナモン」「ナツメグ」などのアルファベットが打たれたシールが貼られていた。いったい何時頃まで、その中身がその中にあったのだろう? もうそれらは永遠に廃棄された。


また私は当然ながら、こんなテキストの中身が私自身以外には誰一人興味の無い内容だと知っている。当の友人さんに取ってすら。
8月18日(水)

今日の私の犬は甘えていてスプーンでドッグフードを掬ってくれと言う。
今は歯に付いた食物を取りたいので床に鼻面を擦っている。それが一段落すると少し水を飲んだ。


夕方、札幌の妹さんに電話してみた。
「あの、お手紙が届いたかどうか気になって、、」
先方がお元気でお過ごしかどうかの挨拶もそこそこに私は話していた。いつも自分中心になっている。
暫くして彼女がこんな風に続けた。
「兄のサイダンにお線香あげながら、もうすぐ来るからねと言ってるんですよ」と。


それを聞いたとたん、いきなり悲しみが押し寄せた。
電話を切った後に声を出して泣いた。
犬が不思議そうに見ていた。


今まで私がスプーンで食事を食べさせたのは、犬ともう一人か二人だった、赤ん坊は別として。
そのうちの一人がずっと札幌にいて「おーい」と呼んでくれているに違いない、と思う。
「ごめんね」と私は答えるのだと思う。間違い無くその言葉を使うのだと思う。
8月18日(水)

今朝、Apple Care Protection Planの兄さんに、昨日のトラブルシューティングの続きの電話をしていた。「申し訳ありません、お客様の問題に関しまして私には判りかねますので上位部署の者に変わります」そして頭の切れる姉さんが出た。そこで、私の問題はすべて解決した。


昨年2009年11月からの私のメールが宛先別に復元された。
すると「友人さん」がメール作業に復帰したのが今年の4月だった事を知った。つまり2009年11月から2010年4月の時期は大変具合が悪かった。しかし4月からのメールも5月末で止まり、5月末に再開してものの、、、、最期のメールは2010年6月7日だった。「Re:今日」というサブジェクト。「アー疲れた、、、」というたった5行。その後は電話。非常に疲れていたのだろう。しかし大体毎日着信があった。私は大体は急いでその返事をコールした。


それもだんだんと減ってしまった。


Macのメールアプリケーション内のTo Doという機能は、送るべきメールの仕事を何時までと予約してそれをアラームしてくれるサービスらしい。今日、アドバイス係の姉さんに、ついでにその説明を求めた私であったが「あ、それは忙しい人のですね」と続けた。


やるべきことをやる。「今日やったこと」というサブジェクトのメールが2010年4月14日のこのMac内の最初の「友人さん」からの最初の記念メールだ。今日やったこと、その頃、すごかったね。


「こんばんわ。電話したら留守電になっていて、切なく感じていたところなの、メール来てよかったです。そう、通院、府中、ゴルフ屋と3つでしたか。(中略)週末、たぶん日曜に会えると思います。お大事に。ジルXXX」
これが「Re:今日やったこと」という2010年4月14日の私のメールだった。
8月17日(火)

こんな日、それでもサラリーマンは汗だくでも出勤し、専業主婦はサウナで汗だくだ。
今日の私は後者だったが、半端じゃない何十年間は前者だった訳だ。その何十年間は許される期間だと思う。


そんな訳でスポーツジムのロッカールーム周辺で段差に足首を捻った。チェックアウト時にその旨を言うと「ではアイシングしましょう」それが答えだった。


恵比寿から家までチャリで帰り、その途中に中目黒がある。東急プレッセという馴染みのスーパーマーケットに入った時、足首から水の入った重たいビニール袋をブランブランぶらさげていた。せっかく作ってもらった消炎用の氷があっという間に溶けてそうなったのだ。とにかく暑い日だ。昼ご飯のためにキッチンに立っても火を使う気にならない。だから昨日産直でいただいた「大分フルーツコーン」というすご甘いトウモロコシ1本と和菓子、枝豆にコークという昼ご飯で済ませた。


私のMacのメールアプリでヘンな事が起こってしまった。以前作ったメールボックスとその中身がどこかへ行ってしまったのだ。朝方、そのトラブルシューティングを無料電話で聞いていた。復旧以前に、そのファイルが見つかった所で時間切れになった。メールが残っていてよかった。それと、、、ごく最近6月とかに、友人さんから来た短く、濃いメールのサブジェクトを取りあえずどこかにしまいたい(それは非常に大切にしまう、という意味です)。毎日毎日、その姿が私を苦しめる(もしかして今晩新しいメールが来るような気がするので、、、)。これも定めなのだけれど。
8月16日(月)

私の余り良くない歯で、カクテキを安全に食べるために旅の途中、赤い柄のついたキッチンナイフを1本買って持参していたが、途中でなくしてしまったと勘違いしていた。それが手荷物検査のX線に見事に写ったらしい。「捨てますか?」と係員が尋ねるがもったいないと思い、最初の考えを変えた。


結局ナイフが入ったままのザックをサッサと取り上げられてしまったので、久しぶりにあの独特な視線でターンテーブルを見つめる集団の一員に入る事になった。私はどうしてもそこから、二組の乗客たちに自然と目が行った。一組は小学校低学年の女の子で韓国人のようであった。一人旅で「今回初めてなの?」「あっちでオバアチャンとかに会ったの?」と屈んで語りかけながら歩くタメグチの「優しいお兄さん」風係員が同伴している。もう一組は30代後半位の金持ち風の日本人女で、背が余り高くなく、綺麗に手入れされた金髪を背に垂らしてヘアバンドをしている。足首までの丈のピンク色の柔らかな生地のドレスを着ている。
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隣にはたった今フィットネスジムから出て来たような、白のTシャツとデニム姿のマッチョで精悍な20代前半の日本人男が付き添っている。1度か2度だけ彼女は男の方を向いて笑った。それ以外の会話も親し気な動作も見られない。いったん抱え切れない程の免税品の手提げををカートに載せてから、二人はスーツケースの出現を待っていた。いっとき彼がケイタイで誰かと話している。その時は何とも活き活きとして人間味が溢れているように思えた。


どのような人々にも、それぞれの関係性があり、それを知り得るのは当人たちと、ごく親しい周囲の何人か、もしかして職業的に訓練された人々、だけかも知れない。だが、当然ながら当人に勝るものはない。当人ですら、本当に自分がどう感じているか、考えているかを誤って理解することもある。誤り様も無い事もある。


愛だ。


その小学生は直に両親に歓迎され、労を労われる。エステシャンにきっちりと磨かれたような女も、その方がいったいどんな世界におられるのか想像出来ないが、いづれにしろ幸福な時間を持つのだろう。私はこれからどうしてやって生きたいのか、という誰かからの質問にごく最近詰まった。ネガティブな答えは幾らでも大安売り大バーゲンなのだが、それで充足する世界でない事も知っている。


またどこか傷ついている別の人に出会う事を無意識に探しているのかも知れない。
永遠に続く地平に向けて。つまり、やり足りなかった事を、、。


でもそれはまだまだ先の話だ。まだまだ沢山の現実的な仕事がたぶんあるのだと思う。そして、その事について少しずつここに書いていくのかも知れない。
(おわり)f0204425_18343258.jpg
8月16日(月)

帰国日になった。
このゲストハウスでもう一人の日本人も同時刻にチェックアウトするらしいが、彼女はフランス組(数人の人々がフランス経由でバラバラな集まりと解散をしている知り合いグループ)の一人なのできっと大荷物なのだろう。タクシーで金浦国際空港まで行くと聞いた。私は地下鉄なので少し早くに出発した。犬が最後の別れをしてくれた。f0204425_23103478.jpgf0204425_2310147.jpg

私は中庭で犬の長い毛で隠された両目を一つづつ確認し、握手をしてからその姿を1分間ほど見失っていた。すると、何と門の所までわざわざ出向いてくれていたのだ。4歳にしては出来過ぎだ。黒く動かない鼻の部分の匂いを嗅ぎ、そこにキスを2,3回した。それから空港までは1時間少しであった。


出発ロビーのインフォメーションカウンターに1台のPCがあり、後ろに韓国の若い男の子が立ち、私がPCを終わらせる順を待っている。なので、これでここはお仕舞い。後はのろのろと自宅に戻り、その間に空の上とかで少し考え事でもしようと思う。
(つづく)
8月15日(日)

一人の旅でそのうってつけの過ごし方は、大浴場で寛ぐことだ。
何故なら、そこであれば、美術館や映画館もそうかも知れないが、一人でいることに何の違和感も沸かないからである。東大門の隣駅に、日帰りスパの巨大な施設があり、その情報は投宿先の主人が教えてくれた。駅前の大きなビルの12階と11階がそうなのだが、日曜という事もあって、多くの地元客で賑わっていた。このスパランドの豪華さ、入る風呂の種類の多さには目を見張る。たった6千ウォン(日本円で約500円)。これ程までの風呂の数々が! ハンジュンバクに似た伝統的なタイプもごっそりとある。

f0204425_23251265.jpgf0204425_23244769.jpg私はまず風呂、そして1時間のタイ式マッサージ(1時間3万ウオンで素晴らしい)、伝統風呂の順で過ごした。その後、急に甘いものが食べたくなり、その欲求も充たした後、最寄り駅で1軒だけ開いていた店で遅い夕食を済ませ宿に帰ったところだ。


結局、新しい友人を得るとかそういった努力は試みなかった。この旅行自体は、そのような積極的な種類ではなく、どちらかというと自分の感情を自由に吐露する方を選んでいた。自由に悔い、自由に省み、自由に心細さを感じ、自由に謙虚に近づく。





商売の人々との交流しか、結局無かった。私は客で、彼らはごく薄い利益を得る。
たいていの世界はしかし、そのような関係かも知れない。
旅、と大袈裟に言ったところで私たちは、詰まる所ごく僅かな金の流れに身を任せているだけだ。
(つづく)
8月15日(日)

あまり考えないことにしている事は、やはり空に掛かった厚い雲から雨粒が滴るように心に降りかかる。例えば勿論それは、ごく最近あった身近な人の不幸だ。では何故あまり考えないようにしているのか? それは、しばしば気持が落ち込むからである。何故気持ちが落ち込む事を好まないか? あるいは私に、気持ちが落ち込む事を避ける理由があるのだろうか? その答えは空欄である。たぶん無い。

f0204425_23125968.jpgソウル市を囲む城壁があるのを知ったのは、実際そこを歩き、道の数箇所にガイドマップが表示されていたためである。私はそのうちのごく一部分を今日歩いた。気温が高くまた湿度もあり、決して快適なウォーキングとは思われなかった。しかし、こんなに市街地近辺に滝や小川が保全されているのを知り、ここは悪くない環境だと感じた。その往路で明るい気持ちはどこかへ去った。


考えていた事はこうだった。
4年半前に、結果的に私の存在は彼の再飲酒を導いた。彼が暗に望んでいただろう「二人とも飲まない生活」を構築してあげなかった。
私の母は告げた。
「あの人と一緒になったらあんたは一生お酒を飲めないんだよ」その意味が分からなかった。
だから、すべてが私の無知と無理解によってもたらされた不幸だった。そう考えた。違うだろうか?


その後はミョンドンに出て、両替商で5000円を6千800ウォンに替えた。「故宮」という有名なビビンバの店をホテルのレセプションで聞き知り、そこで二人の日本人女に話し掛けた。一人は余り私に興味が無く、もう一人もそうだが自分は韓流スターのファンクラブに属していて、その目的で来ていると答えてくれた。どうしてだか、私は誰かに話しかけたり、そうされたいと感じていた。実際そんな出来事は不自然であり、また何も実を結ぶことなど無かったのだが。
(つづく)
8月15日(日)

健康を絵に描いたような数日を過ごしている。
早起きし、散歩がてらに風呂屋の番台に4千5百ウォンを払う。午前5時半には開いている。私が寄ったのは6時前だった。サウナをお願いして動かしてもらい、そこと水風呂を試す。宿に再び戻ると、昨日ご主人と朝の犬の散歩に同伴する事を約束していたので、私を待っていた。首輪をサプサル犬の太い喉に通した。韓国の伝統的な犬種は、僅かにその時だけグウングンウという可愛い声が聞こえた。とても嬉しいのだろう。後は一切吠えないし鳴かない。半時間コースの散歩で起伏のある変化に富んだ旧い町並みを犬と二人の人間が歩いた。f0204425_23393973.jpg
サプサル犬、、、こちらのサイトを教えてもらった。

http://www.sapsaree.org/bbs/board.php?bo_table=sapsaree_19

韓国人はステイタスシンボルとして、大型高級車や大型犬を好むらしい。そしてチャリに関して、面白いことに「自転車? 貧乏人の乗り物」という意識があるという。それはそのままかどうか、、。環境政策への関心はどうなのだろう。


一方で私のこの旅は精神的なシンボルとしての韓流文化を堪能する。サプサル犬のちょっと汚れた毛並みをいじくり回すのも、そうした愉しみの一つだ。
(つづく)
8月14日(土)

そこのお風呂屋さんは旧式で、どうといった風情はないのだが、入り口を入る時と出る時とでは私の印象は180度変わった。初めは4万4千5百ウォンという、風呂+あかすり+マッサージ代を馬鹿高いと考えていた。それは全くの誤りであった。

f0204425_23182380.jpg恐らくあらゆるソウルのあかすりオバサンの例に漏れず、私をすった人は黒の下着のブラとショーツ姿で現れた(もう一人別の客をすっていた人は、ショーツだけで大き過ぎる胸には何も着けていなかったが、、)。声が懐かしく擦れ、意外なほど胸が左右に大きく、また下半身は安心するようにふくよかであったが、仕事は熟練し間違いが無かった。私はピンク色のつるつるしたビニール張りのベッドに表側、裏側、横側と繰り返されながら、時には滑り落ちそうになって声を挙げ、至福の時間を過ごした。そのことはまったく意外であった。何度も何度も、あらゆる方法を用いて、客を満足させるのだ。こんなサービスに歓ばない人間が世の中にいてもいいのだろうか、と思う程だ。ちょっと褒め過ぎ?


その温泉マークからたった2,3分でこの宿に着く。4千5百ウォンで美味しいご飯が食べられるキムビョンジョンという軽食屋も宿から1,2分の所にある。明日は宿から5分の所にあるアングックバス停から、たった5分バスに乗った成大校門バス停から、城壁に沿ったハイキングを楽しもうと思う。このあたりには大統領の屋敷があるらしく、軍の警戒が固いという。パスポート持参の軽いハイキング、らしい。それも珍しい話だ。
(つづく)