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カテゴリ:イスラーム( 7 )

8月25日(金)

そのお菓子の名前は「ショーレザールト」だそうです。私がお礼のメールをすると、贈り主さんが教えてくれました。それを頂いたのは5回ほどに分けてでしたが、最後の1回はたしか調理日より4日を経過しておりましたが冷蔵庫にギンギンに冷えた大匙1杯程の黄色の塊でした。それが喉を通過したあとに、タッパーに溜まった雫の最後の1滴まで夢中ですくって舐めている自分がいるのです。その味は私を幸福な気持にしました。至福感が数時間続いた感じがしました。胃袋からすーっと脳に向うのです。不思議な体験でした。まあ、実証科学的にいえばブドウ糖が脳内の快適中枢を刺激した結果の多幸感なのでしょうが。
8月22日(月)
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イタフール料理をいただいた。その日の夕食後にひと匙ふた匙、深夜帰宅後に1個の残りを完食した。後の時間のほうがとても冷えていて素晴らしい美味しさだった。何と言う名前の料理なのだろう。
8月21日(日)

イラン関係の友人がイタフール料理、しかも自宅でお手製のものをクール宅急便で送って下さるそうです。長細い最高級の米を砂糖で煮て、ローズウォーター、サフラン、シナモンで飾るお菓子とも呼べる料理のようです。明日が楽しみです。
8月20日(金)

富ヶ谷から井之頭通りを代々木上原に向った。東京ジャーミーのイタフール(ラマダン月の日没後の夕食)に呼ばれようと自分ひとりで思いついたのですが、到着するや「今日は貸し切り」でお断りでした、残念(後で気がついたのですがHPには20日は休みとありました。HPをチェックせずに行ってしまったワケです)。知的な日本人紳士淑女がまばらに待ち合い室やテラスにいらっしゃいました。何のグループなのか気になりました。「明日いらして下さい」と一人のトルコ人担当者がおっしゃった。うーん、でも今年のイタフール経験はもうこんなもんでいいかな、と思った。


家では店子さんの給湯器が壊れたという電話を息子が受けていた。週明けの工事かと思う。その日の夜には美容室の予約も取れた。
9月5日(日)

f0204425_22293237.jpg代々木上原駅で新しい友人と待ち合わせた。
今日が最終回なので「ぜひ行こう」という話になっていた。






↑日没前に供される果物と水

「茄子が出るみたいなの。主人がトルコ人で今日調理を手伝ってるわ」


「失礼ですが日本人ですか?」と私が話し掛けて快い返事をもらえた女の方から、すでに今日のメニューを大まかに聞いていた。そのドロドロした料理の上に、味付けされやはり柔らかなマトン肉がどっしり置かれていた。主食はスパイシーなピラフでアーモンドやレバー肉が混ざっている。スープはヨーグルト味で、ひよこ豆と細かいミートボールが浮いている。そのどれもが素晴らしい。f0204425_2230462.jpg
同行の彼女の方も素晴らしい食欲だ。今日で5日目、ますます食欲が増進すると言う。プレートを抱えてお替わりに付き合った。
私の一番狙いはデザートで、干しプラムとレーズン、杏などのドライフルーツが紫色のシロップにやはり浮かんでいる。それもお替わりした。


「私たち断食もしてないのにね」と笑い合った。


f0204425_223119100.jpg待合室にいた時、フセインさんという男と会話を交えた。
「どうしてこのモスクに来たのですか?」という質問に友人はスマートに答えた。
「トルコや中東の宗教や文化に興味があって好きなんです」
「トルコ人やムスリムに友人はいますか?」
「いいえ、どっちもいません」
そう答えた後3人は笑った。


「来年も来ようね」たらふく食べた後で私が言った。
「ぜひぜひ」
「でも来年、私たちフツーにムスリムになってたりして」と彼女が続けた。
それは無理だね、なぜなら「五行」は厳しそうだ。
五行とは。
1.シャハーダ(信仰告白)・・アッラーの外に神がないと証言する
2.礼拝・・・・毎日5回の礼拝
3.斎戒(スイヤーム)・・・・ラマダン月の斎戒
4.貴捨・・・・一定以上のお金持ちのムスリムが一定の割合を一定の困窮者に与える
5.巡礼・・・・一定以上のお金持ちのムスリムが生涯に一度巡礼を行うことが義務
のうち、「3が一番難しい」とその友人は語った。
そうかなあ、私はやはり1みたいな気がする。ファンダメンタリに。
8月31日(火)

f0204425_2240310.jpg「アーユーアムスリム?」とシンガポール人の妻が私に質問した。大学で知り合ったと言う日本人の夫が2歳のナディアちゃんをあやしている。
「いいえ。イスラーム文化が好きで来ました。あの、断食してるのですか?」
「ええ、××日から断食してます」
「私もいつかはやってみたいです」気がつくとそんな風に答えていた。
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同じテーブルには、別のもうひとつの家族、日本人の妻と連れ子のような男の子、パレスティナ人の夫と二人の間に出来た7ヶ月の坊やがいて、やはり夫があやしていた。そう言えば昨日あったドイツ人妻(産婦人科医)とトルコ人のカップルの夫も「彼はファーザーでありかつマザーなの」と妻に紹介されて赤ん坊の世話を全面的にしていた。イスラム圏の特徴なのだろうか。とにかく子供、かわいい!!!!f0204425_22412697.jpg
再び「断食(ラマダン)」。
宗教の方は私に戸口を閉ざしているわけではない。ただ自分が、そこに正式に招かれている気持がしないのは確かだ。
結局、イスラームにしろ何にしろ、自分はずっとずっと外側にいる感じだ。だからといって永久的にそうだという意味ではない。便利で心地よい船があればそれに乗船するだけ。おまけに最近は信仰だけが自分や世界を救うという感じもすごくわかるのだ。
8月30日(月)

f0204425_058670.jpg東京ジャーミーに行った。代々木上原にあるイスラームのモスクで、トルコ人が多く行く。以前、公立高校の事務をしていた時、社会科の教員が生徒有志を連れて見学したのに混ぜてもらったことがあった。だから今日は2回目だった。しかしラマダンの時期は初めてだ。しかも一般人も礼拝後の食事が寄付で食べられる。毎日日替わりらしく、今日も大変美味しかった。
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一人のドイツ人、何人かのトルコ人と色々な人と話が出来た。全て女性だ(モスクの慣習として)。
今日入信するという素敵な日本人女性にも会った。
PC入力用の本人データを記入しながら話してくれていた。PCね! でもこれがあるとメッカに行ける証明が発行されると言う。
この方はある日、ご自分の左右に二人の天使がいる気配がした。と同時に神、アッラーの存在がわかったらしい。
「素晴らしいですね。これからの人生、神とともに生きて行かれるのですね」と私は祝福した。


その後、礼拝を見学した。見学と言ってもただ見ているのは手持ち無沙汰なので、結局私自身ずっと礼拝を行っていた。女性のいる2階部屋は特に暑い。膝を折った低頭も上手になった頃には汗が千条の滝のように服の下を流れ、スカーフは頭にベットリくっ付き、汗の塩分で沁みた両眼が痛くなった。カーペットに汗の水溜まりができてはしない!? 時計を見ると礼拝時間は1時間だった。


f0204425_059129.jpg礼拝を終えて涼しいベランダに出ると、入信された女性が弟さんと仕事の同僚という男と3人でそこにいらした。
私たちは両手を差し出して、とても軽く触れる握手をして別れた。




ラマダン中にもう一回か二回、そこへ行くのだろう、そんな風に思いながら、代々木上原駅で今日のイベントに誘ってくれた新しい友人と別れた。