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2010年 07月 27日 ( 2 )

7月27日(火)

夕刻、ある方のハンドフリーのモバイルが私のドコモ回線とつながった。
「死」を持って示したアルコール依存症者が、彼(彼女)の家族や恋人へもたらす苦悩について。


そこで話されたことはここで詳しく書かない。
一カ所だけ、もっとも気になった部分を振り返る(その電話で答えた内容と多少異なる部分や付け加えた部分もある、と思う)。


・ Q 相手に対して「悔いのない世話を焼く生き方」をしていたあなたがこの1ヶ月なぜ、その方針を変えたのか?
・A一杯一杯になって来ていた。もう少し距離を置く方が正しいのではないか、と考えた。しかし、同時にそれは、いつ死んでいるかがわからず終始不安であった。

・ Q「一杯一杯になる」とはどんなことか? 
・ A 私自身に興味を示さなくなった。人間らしさを失って来ていると感じた。以前から私への愛情はあまり感じなかったが、暴言暴力を含めアクションはあった。だがそれがなくなったのは病気が進行しADLその他が急速に衰えたからなのだ、と現在は考えている。

・ Q なぜ病気が重くなったと判断できるのか?
・A「私自身に興味を示さなくなった」という判断は誤りだった。振り返ると、大変微弱にそのメッセージやサインを発していた。それが微弱であったという根拠は、たった一言で終わってしまっていたり、声が小さいなどであった。
具体的には「君に部屋を掃除して欲しいとは言わないが、ただ君に会いたいんだ」「週末は君の別荘に行って、ただ風呂に入りたい」と電話で弱々しく告げたのに私は「用事が決まらないの」「本当に? 駅まで歩けるの? お酒も飲むの?」「ごめん部屋が汚いから遊びに行けない」などと答えて応じなかった。それらを非常に後悔している。


電話を切った後で私が思った事。
付き合い出して間もなくの頃、素面の彼は私にこんな喋り方をした。
「こんな僕とあなたは付き合えますか?」
また、違う時に。
「だって精神病だぜ」
そして、まるで「死」の予行演習のように一方的な別離を繰り返していた。
「一番怖い別れ方をしてやる」と言い、何度何度もその通りにした。


丸ごとそれらを許して、一緒に生きて行こうと思っていた。自分自身だってまったく問題が多い。お互いさまだ。一生で一度、初めて深く愛した相手だったから。
ある一人の人間との霊的なつながりを信じてよいのなら、私は一週間前に亡くなったその男を真っ先に選ぶ。
7月27日(火)

午前4時半に目が覚めた。
洗顔や着替えをした後に、階下で皿をしまったりクッションを整える。犬の散歩から戻り簡単な料理を終える。朝食やその片付けが7時前に終わってしまった。郵便物を整理しながら今日の予定を考えた。区役所の福祉の窓口に行き、ワーカーに会う。この間の出来事に関する挨拶と、それから何か別の事も教えて貰えるかも知れない。9時少し過ぎに会えた。


アポ無しの失礼な訪問であった。5分程、無理な時間をいただいた。
「私は△△さんの方が寧ろ心配です」と言われた。恐縮してしまう。
頬と胸とで合計3kg痩せただけでいたって元気だ。


成城石井で買物をする時、チーズ売り場があった。
チーズ売り場では、どうしても足が緩慢になり、動悸が逆に早まる。


「チーズだけど、、、どう買う?」
声に出してみた。非常に不自然でたどたどしい。
けれども続けて発声していた。
「チーズは家にあるの」
心の中にその人影はまだ存在しない。
母の時だって、それは随分してからだった。
合掌