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犬とスウェーデン(4)

2019年7月12日(金)


車窓は白夜の前ぶれのように深夜まで日が落ちず、午前2時頃に薄明るくなっていた。旅そのものは、人生二度目の場所だというだけで新鮮さを削がれる。ただ自分の犬の身になってみれば相当な体験なのだろうから、そのことを心に留めて旅を続けるのだろう。とにかく今回いい犬だとわかった。大親バカと言われてもいいし。


で、問題は気に入りのコンパクトなブランケットの収納袋を無くした事だ、列車の中で。4人子連れと席替えしたので、前の私の席の下かなんかに転がってるに違いない。しかしそこには幼女二人がソファーと床で熟睡している。両親、姉、赤ん坊はとっくに起きているのに。わたしは自分の荷物を3回チェックした。原因は自分の不注意なのだが、そこにあるに違いないだけに悔しい。無くしものは今回3個目だ。2個はロクでもないものだった。ううん、しかし起きろ幼女ら。もう9時だぜい。


ついに親父が動いた、というか動かした。そして彼は探していた赤い袋を私に手渡した。次に私と犬は一駅手前に間違って降りて、上手いこと乗っていた列車の停車時間内に戻った。アビスコMS(マウンテンステーション)のチェックイン時刻が午後3時なので、その前に美しい渓谷を軽く散策した。3時きっかりに部屋のキーをもらい、素早くシャワーをし(サウナはぬるすぎた)留守番犬を褒めて4時にドッグフードをあげた。二度目の同じ散策コースを長めにして宿に戻った。残り物を食べていると同じ部屋の家族が入って来られた。犬連れではない。恥ずかしいことに犬が吠えまくった。ヤブ蚊に刺されたところが痒い。れ🦟🦟🦟🦟🦟獣医からメールが来た。白夜だった。


by necojill | 2019-07-13 10:46 | | Comments(0)