犬とスウェーデン(1)
2019年7月9日(火)
朝5時に目覚めをかけたが起きたのは4時半だった。7時に最寄りバス停を出て大崎駅西口に直行するバスに乗り成田空港には9時近かった。スーツケースを受け取りSASにチェックインした。犬の飛行機代は95ユーロで検疫済という薄いグリーンの荷札を小さい方のケージに付けたあと、ケージの総重量を測ると4キロだった。測っている間犬は荷物置き場のベルトコンベアに置かれて緊張しているみたいだったので私と一緒だと励ました。飛行機酔いのある私は今回トラベルミンを愛用した。犬のことがあるのでアルコールは控えようとも思ったが、気がつくとワインの小瓶を手に入れていた。機内食は残念だった。犬は辛抱強く10時間じっとしていた。時々顔を見ると私の眼をじっと見つめている。2度トイレに連れて行きおしっこシートを広げたが、必ずその上に座ってしまうので諦めた。一度日本人のCAにケージのフタが開いていると注意された。出来るだけ体を触っていた。長い10時間が経ちコペンハーゲンに着いた。
乗継の経路を行くと保安検査と便のチェクがあり、犬はノーチェックだった。聞くと検疫はストックホルムらしい。屋内だが広場のような感じのエリアでとうとうオシッコをしてくれた。ご褒美に機内でも食べた晩ご飯のおかわりをあげた。水もたくさん飲んだ。歩いてゲートに向かう途ちゅうの通路でウンチもした。B19ゲートでは犬好きの女性がかかりっきりで私の犬をかまった。連れが「彼女犬好きでね」と私にいい「そうですね」と答えた。アーランダ行きに乗り替えじきにに到着した。両替をしているうちに(私が両替をしている間に黒人の坊やが私の犬とじゃれていた)スーツケースもすぐに現れた。犬を連れてカスタムに寄ると、1週間前に日本を旅行したという担当官だった。マイクチップ読み取り機が即座に反応し、すごいという顔をした。原本にスタンプ2箇所をもらった。認定獣医師が裏書印を押せるかの件も聞いたが、そのようだった。疲れていたので乗客の非常に少ないアーランダ特急を奮発した。犬OK車両に乗った。こっちもあっという間に着き、隣接する小洒落たホテルにチェックインした。コープでドッグフードとサラダバー、ドーナツ3個、ペットボトル入りのビールを買ってシャワーのあと夕食にした。とても疲れていたのですぐに眠りについた。人も犬も。