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荒川遡行(最終回−1日目)

2018年6月2日(土)

朝4時に起き、5時の始発バスで最寄り駅に着いた。2分間の乗り継ぎを急ぎ、池袋駅で相方と会った。6時50分の始発特急で朝食を食べ食べ西武秩父駅に着き、急ぎ足で御花畑駅発の秩父鉄道で終点の三峰口に着いたのは8時42分で、駅での写真などを撮りながら市営バスを川入で降りた。そこは前回終了地点で、11月だっただろうか、非常に寒かったのを思い出す。すべては馴染みの路線やら駅で今回はそれが最後になるのかなあとぼんやり思う。一緒に降りた3、4パーティが別のルートに消えて行ったころ自分たちも出発した。ここから柳小屋までは5時間半の予定で、実際は8時間ほどかかった。途中のゲートまでは車の通れる林道で、そのあとは軌道の残る歩きやすい歩道、最後は延々とトラバースの林間の山道だった。ピンク色の標識テープが十分ではないと思えるような、道を迷いがちな二人だった。なので、人に言われたような壊れている箇所もあったがそれ以上にもたついた。柳小屋の近くになると煙の匂いがして、そのことがわかった。先客は途中で追い抜いた3人組で、このルートの経験者たちだった。部屋はつくりもよく、綺麗に清掃されていて良質の山用寝具が4、5人分もあった。それで寝場所を作ったあと、暗くならないうちに、と外のベンチで夕食の調理を始めた。トン汁が上手くでき、私はおかずセットを添えた。3人組は焚き火と酒を堪能して私たちの反対側で寝たのだが、その前の時間に若造さんがおしゃべりに来てくれた。1日目が終わった。

by necojill | 2018-06-06 17:46 | | Comments(0)