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RCC - AVL - ATL - PDX(17)

2017年5月31日(水)

3時半に起き、最後の品物をザックに詰め、ダーティーシーツとダーティータオルを置き場に投げ込んだ。ヨーグルトをお腹に入れて最後のゴミ袋も置き場に投入した。4時前にバンのライトがついていたので自分の荷を後部に入れた。「おはようジルさん」と挨拶があり女の友人の見慣れたキャリーオンスーツケースとダンボールが私の二つの荷の間におかれた。「あれ彼女も飛ぶの?」と聞くと「その事はもう2、3回言ったよ」が答えだった。「さあAVLだ」とドライバーが言った。3人は降り、2人はこっちまで音の聞こえるキスとハグをしていた。私と友人はこれまでで一番無感情なハグをして、まるで出所する時の受刑者と看守みたいだ、と思った。彼女と私は ATLまで一緒だった。彼女は順位が高いノンレブだったし、上の席には空きもあるみたいなのに私の隣のコーチを選んでくれた。ATLで別れ、私はターミナルFのラウンジにしばらくいた。本当に2週間ぶりだったが、朝っぱらからビールを2杯飲むといい感じになってさっき別れたばかりの友人に短い電話をかけていた。ポートランド便に乗り、犬の映画とマクドナルドの映画をみおわるとちょうど着陸した。乗り継いだ下車駅にはホームレス臭とホームレスゴミがあり、やはり西海岸だと感じた。77番バスにはサービス犬が2匹乗っていて、その飼い主のうちの一人、視覚障害の女性と雑談しながらホテルに着いた。とても古く不思議な感じで、客もやはり一風変わってみえた。館内をぶらぶらしたついでにハッピーアワーのバーでハンバーガーとビールを頼んだ。チップを入れると、私のドミトリー一泊代くらいになった。まあたかがハンバーガーとビール一杯を払う資産がないわけでもない。財布をもっていなかったので部屋代につけてもらった。そのあとバルコニーでうただねしたり、生演奏を聴いたり、温水プールにつかったりしてのんびりした。客たちはたいていカップルで、廊下のベンチやプールやそこらじゅうで折り重なったり、からみあったり、なでまわしたりしている。しかし女用ドミトリーはいたって健全だ。はやく日本に帰りたい。

by necojill | 2017-06-01 14:16 | | Comments(0)