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菖蒲が浜キャンプ(1)

2016年7月20日(水)

このショートトリップは楽しみだった。昨夜はまったく寝付けなかった。午前2時に焼きそばを作って食べてしまったので用意していた朝食に興味はなかった。駅まで徒歩で降り、ミニストップで買い物をしたあと2番バスでいろは坂を上った。菖蒲遊覧船発着所で降りてテントを張った。受付で1,080円を払い自分の年齢を記入するとき少しイヤな気持ちがしたが、都知事選候補の人たちの年齢を思いだして安心した。前回、最初に張ろうと思った川沿いの場所にした。池に注ぐ水流の音がうるさいといえばうるさい。しかし景色はずっと変化に富んでいて素晴らしい。貼り終わるとハウスメーカーの担当からケイタイが鳴り登記の用件を知った。トレッキング用の支度をして再びバスに乗った。光徳温泉で降りアストリアホテルのトイレを借りコラールで生牛乳をコップ一杯飲んだ。千葉から来ている男女10名ほどのにぎやかなグループが同じコースを行くようだった。いつもの逆コースの切込込湖、刈込湖コースに決めた理由は下りが比較的少なく膝にいいと思ったことだった。2箇所ほど休んでから切込でサンドイッチとビールで食べた。大量の倒木がまるで流木のように白化して二つの湖の境界に溜まっているのを眺めていた。切込のほうでこうして休むのは初めてだったが、そこに降りなければいけない気分にその流木たちがさせていた。いつもの刈込湖の湖畔で歌だねをした。湯元までの道は思ったより下りが多くこのコースを歩くのはこれが最後かもしれない、と思った。温泉寺で湯に浸かった。群馬の女性がいらして以前1年半三本松でバイトをしてらしたという。「髪は洗えましたか」とやさしい寺の女将さんが声をかけてくれたとき、私は自分で暖かい茶と煎餅を膳の上に置いていた。休憩室では群馬の女性の隣には感じのいい男性がいらして私に挨拶した。二人は話しながら黒っぽいクルマに乗ってゆっくり走り去った。バス停を尋ねると「すぐそこ、始発よ」と女将が言った。日光白根を縦走された女性お二人が前の席にいておしゃべりをした。菖蒲で降りるとき「楽しんでください」と二人そろって言った。保冷剤を家に忘れ、コンビニでもケチって買わなかったのでビールは室温になっていた。テントの中で弁当を半分食べ終わると再びハウスメーカーから電話で郵送先の住所を確認した。「そちらは別荘地なんですか? 良いところにお住まいですね」と言った。「今は違う場所にいるんですよ」と私が説明した。新しいマットの使用感は悪くなかった。霧はあっても降雨ではないことが何回かテントの入り口を開け締めしたときわかった。
by necojill | 2016-07-22 10:35 | | Comments(0)