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Khaolak(3)

2013年8月3日(土)

見つかった、小学校が。逆の方角だった。週末で人影なし。全体的に朽ちていた。それに仏陀の像が見つからない。まあいい、月曜にまた来よう。
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塀は、、、別に似ていなかった
その足で「角の定食屋」に向かった。嫁さんが歓迎してくれた。「リオは? 眠ってるんでしょう?」と言って明るく笑った。いいな、それ。「赤ん坊は?」「奥で寝てるわ」4歳になった息子はすぐに現れた。私は抱き上げてみろと言われたのでそうしてみた。親父さんも仕事中のタクシーから現れ私が挨拶するとこちらは控えめに微笑んだだけだった。ブックレットをじっくり見てくれた後で「特別のプレゼントです」とご夫婦の写っている簡易額装した作品を手渡した。嫁が呼ばれて一緒にビニールからはずし、親父さんは「ありがとう」を繰り返してくれた。障害のある叔母は、片目が閉じかけていたがあまり変わりなくレジの仕事をしていた。私はいくつかの鍋の蓋を開けて中味を調べたあと魚のカレーを頼み、食べ終わるとすぐ近くのバナナバンガローに向かった。

閉まっている感じだった。隣の店の男性に訳を話すとサニーはハイシーズンだけこっちに来るという。12月に来れるかと聞くので無理だと答えてその男にブックレットを渡してもらえるよう依頼した。親切に期待したい。

今日出来るほとんどの予定が終わったので、ついでにリオが住んでいたアパートのあるビルまで歩いて行った。工事中で重機と人力が織りなす光景があった。鉄筋は残り、セメントの袋が大量に積まれている。隣人にそのことを聞くとそれは解体ではなく、新しいホテルを建設する改修工事だと断言した。そう言えば昨日オーナーの華僑がそんなことを言っていたのを思い出した。しかし、、、ほぼ解体というイメージのこの工事を見て、リオの身体と精神がもう一度苛まれて行く感じが私にはした。しかしこんな声も聞こえた。故人のよく使う言い回し。「しかたがないさ」
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by necojill | 2013-08-03 20:54 | | Comments(0)