短い旅(2)
2013年6月13日(金)
ほとんど家で過ごしたが、何回か近所の散歩はした。途中、樹木についたいくつもの不思議なコブが気になった。友人は緑が素晴らしいと言ってくれた。
駅までの散歩の途中、いつも自分の犬を挨拶させていた雄の老犬に「ごめん、あんたの彼女さんは死んじゃったんだよ」と告げたかった。その場所は家から駅に向う半分ほどの距離にあり、1mほど盛り土された樹木が繁った庭に、犬は長い金属ロープでつながれている。そのロープをこうこうと音を立てて私のほうに歩いて来るやりかたはいつもと同じだった。私は主目的を告げ、犬を少しなでた。その度にビクっと背中が小さく動いた。いつものように樹の根元に大きく後足をあげてオシッコをした。そんあと犬を持参していない私を立ったままじっと見送っていた。
雨は降ったり止んだりだった。
友人さんは少しアレルギーが出たので、その皮膚の紅い場所を見せてくれた。
ほとんど家で過ごしたが、何回か近所の散歩はした。途中、樹木についたいくつもの不思議なコブが気になった。友人は緑が素晴らしいと言ってくれた。
駅までの散歩の途中、いつも自分の犬を挨拶させていた雄の老犬に「ごめん、あんたの彼女さんは死んじゃったんだよ」と告げたかった。その場所は家から駅に向う半分ほどの距離にあり、1mほど盛り土された樹木が繁った庭に、犬は長い金属ロープでつながれている。そのロープをこうこうと音を立てて私のほうに歩いて来るやりかたはいつもと同じだった。私は主目的を告げ、犬を少しなでた。その度にビクっと背中が小さく動いた。いつものように樹の根元に大きく後足をあげてオシッコをした。そんあと犬を持参していない私を立ったままじっと見送っていた。
雨は降ったり止んだりだった。
友人さんは少しアレルギーが出たので、その皮膚の紅い場所を見せてくれた。
by necojill
| 2013-06-15 06:06
| 旅
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