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NYC(16)なあんだ誰かいたんだ

12月21日(水)

旅行を一人でしながら、一人でいる別の他人を見ると共感するのは前に書いた通りだ。つまりホームレスだったり。ところが今日の私は意外とあの人たちは一人でない、と感じた。ある地下鉄駅を昇るとそこには3人の飲んだくれがだらしなく倒れて、しかも密着しながら酒を飲んでいた。一人は両脚を拡げて座り頭をうな垂れて、もう一人は別の一人に覆い被さってやられている方の男の両脚先は宙を泳いでいた。何かの因縁をつけているみたいだ。(その写真は高性能カメラの方で撮ったのでアップ出来ない)


別の公園のような広場では、服装が低所得者のような二人が向かい合っていた。一人は老人でもう一人はまだ若かったが子供じみた茶色の動物の頭のデザインをした帽子を被って車椅子にいた。老人が何かを熱心に語り掛け、動物男の方は体を振戦するように動かしながら首の方は首の方でしきりに頷いていた。しばらくして老人が車椅子を押しながら広場を去って行った。仲間だったのだ。それも雨の様子をうかがったりしながら。(その写真も高性能コンパクトデジタルカメラの方で撮ったのでアップ出来ない)


人と人はどこかでつながっている、とはよく言ったものだ。それは経済だったり地域だったり福祉や保健だったりもする。(家族や血縁や「愛」なんてとっくの昔に無くしてしまった人たちのことを書いています)しかしつながっていないように見えるのは、それらが上手く機能していないので見えにくいのだろう。たまにおせっかいな「事件」がそれを明るみにしたりもするようです。
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by necojill | 2011-12-22 10:30 | Comments(0)