人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2011.0913text(3)

9月13日(火)

午後3時に都内で別の心理相談を予約していたので、家で着替えと持ち物を用意して再びトンボ帰りにチャリに乗った。いままで食事をしていないと言うとカウンセラーが自分のケーキも私にくれた。苺とチョコの二つのパウンドケーキが私の胃に収まった。終わった後、階下で私はニキ・ド・サンファルの図録のページをめくった。来月行くミラノという都市は私にすこし近づいた。その頃、3本のケイタイが通じていた。1本はその日の午前中に受けたカウンセリングの次回予約の設定。2本目はその日の午後7時に故人の大学院での指導教員にお会いする件で、都合で出来なくなった旨、3本目は証券会社で担当者に会う時間が出来たことを先方に伝える件であった。教授は「私のメールを読みましたか?」と言った。幹線道路のインターセクションで私はケイタイを耳に密着させた。「それと、あなたのご自宅の住所に彼の論文は郵送しました。それがよい方法だと思いまして」私は礼を述べた。(つづく)
by necojill | 2011-09-14 08:42 | 書き残し | Comments(0)