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感じていることを相手に少し表現した

4月4日(月)
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昨日あった友人のうちの一人とは、12時間を連続して過ごした。たいていは彼女が話していた。
私は最初に何かを言った。けれど覚えていない。彼女は話し続けた。
私は途中でこう言った。「私はあなたに興味がある」そして彼女は話し話し話した。
私は最後にこう言った。「あなたは自分のことを多く話す」
すると彼女は愛らしい眼と頬を丸い形にして答えた。「それはあなたが質問するからよ」
そのとおりかも知れない。
私は翌日になってこう考えた。「彼女は単に話好きなだけだ」
そして私が話下手であること。


その内容の半分は、その日にそこにはいない別の人間に関してだった。彼女は「その人には会いたく無い。その人はもうどうでもいい」と言った。けれど同時にこんな風に言った。「その人の生き方を変えなくてはいけない」それは無理ではないだろうか、と私は続けた。「そんなことはない」と彼女ははっきり答えた。私は首を一度だけ左右に回した。私は一般論として、誰かがそれを成就した話を聞いたことがない。小さな子供たちは別として。
「誰かがそれを教えてあげないと!」
でも「生き方」が「性格」から起因している場合、(他人がその人の)「考え方」だけを変える(それもすごいのだけれど)ことが可能だとしても、簡単には生き方まではコントロールできないような気が私はするのだ。


埼玉の街道を往路にパンクしたチャリを引きずって友人と私は並んで歩いた。細い舗道を縦になったり、時々は私が車道を歩いたりもした。なぜならチャリには昼間のピクニックの残骸である沢山の荷物が「ホームレスのように(彼女がそう言い、私もそう思った)」積まれていた。それを押して歩いたのは彼女一人だった。容易いこととは思えない。


さっきの話にもどると、生き方を変える仕事は仮に他人の誰かに出来るとしたら、それを出来るのは、友人を超えた、たぶん特別な存在だろう。
彼女はその人の特別の存在になるつもりはあるのだろうか。
そして間違い無く、彼女は親切な人。
by necojill | 2011-04-04 15:19 | 書き残し | Comments(0)