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そうとう真剣でない私

2月6日(日)

昨日の放課後、何の学校かといいますと私は文章教室のようなところに時々習いに行っていて、大人の学校なので放課後は必ず皆で一杯やってその後、もう夜の12時近いんですけど終電で一緒の人と話をしていた。その方は私に「どうしてこのクラスに出ているのか」「習ったことをどう生かしたいのか」という質問をされた。想定質問外なのでお茶を濁しているとその方はこう話された。

「私は払ったお金は取り戻します」
欧米的ですね、と私は応えた。それは普通なのかもしれない。なぜならこのコースは「プロフェッショナル・ライティングコース」という副題を持っている。稼業として成り立ってナンボの世界だ。私はたぶん真剣味が不足している。

「でも(「でも」というのも変ですが)小説は書いています」と私は弁解した。

書くということは、今朝オイルを垂らしたバスタブに浸かりながら考えた、呼吸をするようなもので、私としてはそうせずにいられない。まずそれがあって、外見を不愉快なものから遠ざける。そのためにこのクラスに参加しているのかな、と思った。上手く言えない。

そして、、、、自然災害の土石流事故で隧道が土砂で埋まり、小さなユンボで掘り起こして行くような復旧作業が、今自分のしている「小説を書く」という行為なのかも知れない。はかが行かない。けれど、奥の奥の方で真実の心が「自分がここにいるよ」「これをあんたは書くんだよ」と告げているように思う。(短くしました)
by necojill | 2011-02-06 12:01 | 書き残し | Comments(0)