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「一日2回塗って下さい」

4月7日(水)続々

私と同年代の女医だった。ローテーションのある婦人科のクリニックで、前回の受診の時もその医師であった事を思い出した。そう言えばその時は診察台に乗らなかった。「いいですよね、(私)診ないで」と言って笑っていたのを思い出した。
私が処方薬をどこかに無くてしまったので、再投薬を依頼するだけの診療だったのだけれど。


今日は診察台に乗った。触診の結果は、一応あった。

けれども今日もどこか投げやりな感じのする医師だった。
「今回培養はしませんよ。昨日座薬入れられたから、もう判んないと思いますから」柔らかい口調だ。
「、、、そうですか」実は少し残念な気持がした。


だから診断結果もこんな風だった。
「たぶん、△△△でしょう。△△△と言う事にしましょう。では、まあ△△△の薬出しときましょうか」
いいのだろうか、何かいい加減だけど。
「1週間以内には治るでしょう。もっと早く治るかもしれませんけど、そうしたらいつ薬も止めていいですよ」


私は帰りがけに、この病気の原因について質問した。
「決定的な因果関係なんて誰にも分かりませんよ」
やはりその時も穏やかに笑っていた。なるほど。


私は次にその足で目黒警察に、落とし物の定期券を受取りに向った。

目黒川の桜が、その川辺の何処の場所でも、競うように美しさを提示していた。最後の一枝までどっさりとピンクの花房を川面に落としている。さらに風で落ちた花弁が川面の広い面積を桃色に変えていた。さざ波に揺れている。
それは初めて見る風景であり綺麗だと思った。


ところで〈お馬鹿な私〉の落とし物を、私の家の住所に非常に近い場所で拾って下さったその方は、連絡もお礼も不用と告げられたそうだ。心から感謝いたします。
by necojill | 2010-04-07 20:40 | 書き残し | Comments(0)