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認知症家族会見学

4月2日(金)続

最初の用事が済んだ。
地域で長年活動しておられる「認知症家族会」を見学した。
私のここの見学は2回目で、それとは別にもスタッフさんの何名かとの面識は、他の機会に数回あった。このフロアにいる人間は20名以上になる。


利用者さんのうち、病気の方が5名いらした。たいていは配偶者が付き添う。仲がよろしいのだ。お一人は息子さんの付き添いだ。2人の病気の方々はお顔を覚えている。私の事は,,,そうでないと思うが。とにかくこの天候の中に、よくいらしたと思う。


別のスタッフの話によると「△△に行くよ」と誘ってもピンと来ない。不安が渦巻く。着替えなども大変なのだそうだ。ようやく到着すると「なんだ、ここだったのか」と初めて気付き安心するのだと言う。「今日は皆さん、ご機嫌です。めったにない事ですよ」とその方が言われた。


目黒川に近い公共施設の一室だった。いま桜が満開なので花見をしたいと言う話が何処からとも無く持ち上がる。しかし未だ風が残り、バラバラと雨もある。そこで、軽い体操やソフトなボール投げ、歌などで時間を潰し、天候の様子を待つ事になった。和気あいあいとした小一時間が過ぎ、私はここでいったん失礼した。老犬の世話が待っているからだ。
皆さんは、会食などが続くのだと思う。


ところで昨夜の日記を読み返すと何処となく気恥ずかしい。何故なら私が行っていることがらは大体において「お客さん」の立場なのであり十分お気楽なのだ。今まで職業人として経験した「4月2日」とは、非常に緊張し、ある種のぞくぞくとするものがあった。TVの橋下知事の訓示やら宮様のICUご入学などの報道でそんな雰囲気を思い出した。社会は身近に置いておかないと。
by necojill | 2010-04-02 12:11 | イベント | Comments(0)