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網戸の張り替えは出来なかった

1月9日(土)

世間の3連休前日、犬と真鶴に行った。十国峠から石仏の道を熱海方面に海に向って下りた。その防火帯を気に入っている。午後に東京を発ったので日没と、それと膝を気にした。変形性脊椎症の犬も頑張って歩いた。

往きのバスで、私の左側の席にいた小5と小2位の男の子を連れたお母さんが姫の沢公園で降りた。乗っている間中彼女は喋り続けた。決して感じが悪い訳ではないし、子供も楽しそうなのだが、どうして数秒間でも沈黙が無いのだろうと思った。
「見て見て、あそこ古い旅館ね。ちょっと嫌ね」
「どうして? 怖いの?」
「ううん、あっ竹が多いわね。ねえ××ちゃん、覚えてる? 熱海にずっと昔に泊まったでしょ。お風呂が汚かったとこ。そう、△△がまだ生まれる前よ」
「ママ、酔っちゃいそうだ」
「何か口に入れてくちゃくちゃ噛んでなさい。そしたら平気よ。はいコレ。そうよ。くちゃくちゃね」
「ママ、もう液になっちゃったよ」
「そお、でももう降りるわよ。ああ、違ったわ、次のバス停ね。はい降りるわよ」
親の会話量が8で、息子たちの会話量が二人合わせて2。


そんな旅行も昔はあった。きっと私もあんな風に喋り続けていたのだろう。随分旅行した。思い出すのは都市や観光地ではなく、空港のイミグレーションや受託手荷物受取所なんかの光景で、そんな時私もきっと小さな息子に向って喋り続けていたのだ。そうしないと何かが不足してしまうか、有り余ってしまう。


東京に戻り、いま軽食を食べ終えた。プールにリハビリに行こうと思う。
by necojill | 2010-01-09 12:09 | | Comments(0)