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最悪の空模様

12月5日(土)続

最悪の空模様だ。
風もあるので、べなべなべなべなと雨脚が庭の樹々やら、古惚けた駐車場のビニールの蛇腹を撫でたかと思うと、途端にそれらを引っ掻き続ける。私は軽い風邪を引きはじめたようで、久しぶりに頭痛と身体のだるさを味わっている。

今、葉付き人参を2本をぶつ切りにして薄味で煮終わった。莢隠元もガラス容器一杯に下茹でが終わった。蕪と胡瓜を塩で揉んだものも少し作り冷蔵庫に入れた。どの素材も昨日寄ったダイエーの見切り野菜置場にあったものだ。その後、紅茶を煎れて軽い音楽を流しながら、足元にも小刻みの楽曲を絡める。暖かいストーブの気流が足の甲に非常に軽い痺れを促した。

だから別に大した天気でもないのだ。体調が勝手にそう感じさせるのだろう。

今日の大まかな仕事、犬の術後の抜糸は終わっていた。午前中1回目、予約を取りに寄り、そこで治療費を支払った。それは15年前にその犬を購入した代金を、遥かに超えていた。犬を連れて再びそこへ行った。どうして今日はその治療の最終日だと犬に解ったのだろう。床に降ろされるや、ウオンウオンと喜んで吠えた。犬の明るさの波が伝播したのかのように院長も妙に機嫌がいい。

帰りがけに私は、急に小田原の『守屋のアンパン』が食べたくなり、勿論そこは少し遠いので武蔵小山の『コミネのアンパン』に向う事になった。病院帰りの犬に付き合ってもらうには少しばかり遠出ではあった。しかも既に自分自身が疲れてた。路地にチャリを停めて1個目のアンパンを口にした。犬は餡だけを少し食べていたと思う。


寝ているのだろうとも考えた。
私の知り合いで、どちらかと言うと「大事な」オッサンの着信履歴を押してみた。出ない。数分後にワン切りが掛かって来る。私がもう一度掛け直す。よくある順序なのだ。
気がつくと昨日から電話を掛けるのは、今度は私の役になってしまっていた。

「酒は飲んでいないが調子悪い」
「コップ1杯しか飲んでない。美味しくない」
「だから酒というより今はうつの方が酷い」
「寝ていたんだ」
「電話は掛けなくてもいいからね」
と言っていた。掛けなくてもいいのは、心配しなくていい、という意味だと思った。意地悪では無く、そういう表現をする人なのだ。
おまけに今日はこの雨だ。最悪の事はない。最悪なのは雨だけで充分。
by necojill | 2009-12-05 17:19 | 書き残し | Comments(0)