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ひと仕事が終わった

12月1日(火)

12月に入った。

犬がエリザベスカラーが必要な風に、オペした自分の腹部を舐める。仕方無く膝に載せてワードのタイピングの仕事を続けた。腹巻きのようだった包帯が今日の診察で取れたのだ。

その仕事とは母の3回忌の準備で、たった9名の出席者にあてた挨拶状を作り、やっと投函するまでになった。12月20日のこと。去年もまったく同じ日に、一周忌の喪主を私がし、その後新宿でひとりの友人に会った。そのサザンテラスのイルミネーションの中を私が彷徨う事はたぶんもう無いのかも知れない。

とりあえず(と言う表現は相手に失礼だ)私は、距離の曖昧なひとりの相手を持っており、その状況はしばらく続くのだろうと思う。アルコールの病気を持っており、治療プログラムにつながっていない。
「僕はやっぱり病気かね」と私に聞く。
「そうだと思うよ」と私は答える。「医者がそう言っているんでしょ。なら間違い無いわ」

「家から一歩も出たくない、って言う病気」
「そう。それにそのうつは、お酒だけは買いに外へ行ける。だから立派なアルコ」
「そうだね」

かつて、このオッサンに関し、私はいくつかの決定事項を自分にたいして立法した。
1.お酒をプレゼントしない(もう「ワイン買って来て」と言わなくなった)
2.お金を貸さない(まれに千円貸してしまうが翌日返してもらった。再びしない)
3.悪い感情を退ける(怒りや悲しみや疑いや、、、)
4.自分は興味を示すべきでない事が彼の回りにいくつかある事を知る
(だって将来結婚してくれる相手だったら別ですがね)
5.大切な人間である事を繰り返し伝える
(これが一番重要だと思う。治療につながってほしいの一点)

そして、これらをすべて遵守している私であった。
まるでセルフカウンセリングです。
もうひとつ、いまエロ爺さま状態になっていることについては、傍観します。恋人なのですからある程度はOKですが。なにしろ病人ですし。

けれども、その中に彼自身の真実を見るのです。
前回のブログを更新する前にメールにコピペして検閲してもらった。
「別に問題ないよ」
「、、そう? よかった」
私はほっとした。
「でも、どうして?」個人的な内容過ぎると思った。
「俺もあんたもどこの誰だかわからない」
「、、そう。ねえ、書くって難しい。抽象的になっちゃうと」
すると即座にこう言った。
「うん、パンチがないな」この批判久しぶりにもらった。
もっと言ってほしいと思った。それをもう少しだけ聞けた。この男のセンスと才能には負ける。

だから、、、、、ちゃんと治ってほしい、心から。
by necojill | 2009-12-01 17:20 | 書き残し | Comments(0)