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すごく心配だ

9月28日(月)続

どうしてるんだろう。あっという間に元の木阿弥状態なのか。意思の力がなんぼなんやろ。

迷ったあげく、病棟に電話すると、夜のAAに出かけていると看護師が答えた。私から「電話があったこと」の伝言を依頼した。そこまでのサービスが可能なのだ。

とても分かり易いが、それでいて理解不能だ。
「いいんだよ、ビール一缶なら」と酒の神様がGOサインを出す。「あ、そうね」
「一缶じゃ足りないの? いいよ今日は多目にみとく」「あ、そうね」
「まあ、いいんじゃない週末だし。もうちょっとくらい買えば」「あ、そうね」

「美味しくなんかなかった」「けれど、飲まずにいられなくなるんだ」それと現実が結び着かないのだ。きっとこういう事。4、5人の大男に羽交い締めにされ、路上で口を無理矢理開けられて、その液体を注がれているも同然なのだ。毎日毎日それが続く。

私はと言えば、甲斐甲斐しくアパートで家事をこなし、また今度倒れた時もなんとか面倒見てくれそうと思わせたかも知れない。私の持ち株なんかの話をして金の匂いで相手のどこかを安心させたかも知れない。私の愛の通った表情や許しの同意意見が、酒カミサマの声の通りをよくしたのかも知れない。

「飲みなはれ!」「あ、そうね」

まだ電話が来ない。すごく眠い。でも電話が来ない。今日一日、(彼が)飲まずにいられたことにではなく(それは私の守備範囲ではないから)、生きていてくれたこと、単にその事に感謝する。

by necojill | 2009-09-28 21:28 | 書き残し | Comments(0)