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お粥ね、

7月11日(土)

「お粥食べたい」という電話を昨日の夕方受けた。「お粥あんたに食べさせて欲しいんだ。別に今日じゃなくてもいいんだけど」「いいよ。でも私、いま風邪ひいてるの。治ったらね」私の風邪、きっと耳に入らない。

ベッドに入って、こんな風に考えた(別にそんな夢を見た訳では無い)。
依存症者を手放しなさい、っていう例の提案はこういう意味でもあるのかな、と。一般的には、本人の回復を阻害する。では、イネイブラーと称される私の福利は? それは二の次です、と言われる。手放しましょう。あなたはお酒を飲ませているのと同じ延長線にいますよ。理解して下さい。ガチャリ。
もうひとつの解釈。多くの人々が幼い子供であったとして。とても大事にしていた玩具を何時も何時も抱えていた。ある時、気がつくとそれは、中に炭が入っていて燻るように燃えていた。ある子供のそれは、布製の縫いぐるみだった筈なのに、生肉の様に腐敗し始めていた。子供たちは、熱いのと怖ろしいのでママを見る。「まあ大変、早く捨てちゃいなさい」とママは言う。「火傷しちゃうわよ」「それにお洋服が汚れるわ」
「でもママ、この子は大事なお人形なの」
そう心の中で叫びながら、たいがいの子供はそれを道路に捨てる。

「無力」は正気を呼び戻すけれど、ナイーブさとか繊細な心の一部とは相反する。
by necojill | 2009-07-11 08:48 | 書き残し | Comments(0)